楽天カード
の親会社、楽天は、97年に設立され、ネットショッピングモール最大手の楽天市場を展開してきました。
インターネットとクレジットカードは相性が良いといわれます。ネットショッピングでは通常、①クレジットカード、②銀行振込、③代金引換等の支払い方法がありますが、楽天市場では、決済手段の約40％がクレジットとなっています。
②銀行振込、③代金引換では、手数料がかかりますが、①クレジットカードではかかりません。ネットショッピングでは、クレジットカード決済以外の支払いを受け付けていないサイトもあります。
クレジットカード決済のできるウェブ店舗が多いということは、楽天に出品する加盟店の信用力の高さを表しています。クレジットカード会社は、信用調査をしてうえで加盟店に決済権限を付与するからです。
楽天は、03年にあおぞら銀行系のカードローン会社、あおぞらカードを買収し、04年に楽天クレジットに名称変更して消費者金融業に進出しました。
同社は、09年4月にイーバンク銀行株式会社と統合し、イーバンク銀行株式会社の「マイワンカード」として新たにスタートしました。
05年3月に信販準大手の国内信販を買収し、10月に「楽天KC」に社名変更し、「楽天カード」を発行しました。
07年に「東京都民銀行楽天支店」をネット上に開店し、金融機能の拡大を図りましたが、上記イーバンク銀行との統合などから09年に2月に廃店し、イーバンク銀行に事業譲渡されました。
楽天も、ここにきて改正貸金業法の影響をもろに受け、金融事業にブレーキがかかっているようです。
楽天KC主要クレジットカード
